東京の屋形船から見える景色

江戸の昔から愛されてきた屋形船

屋形船は、江戸の昔から愛されてきました。
天下泰平の世の中が続き豪商が生まれた江戸時代、武家から町人にいたるまでそれぞれの身分に応じて江戸前の海で舟遊びに興じていました。
それが明治維新後、まったく見られなくなった時期があったことをご存知でしょうか。
二度の世界大戦を経て疲弊しきった東京都民は、生きるために必死で舟遊びどころではなかったからです。
その後、高度経済成長により東京は急速に発展しましたが、急激に河川の汚染が進んだため誰も川や海で遊ぼうと思う人はいませんでした。
それが、河川の環境保護に取り組む人たちが現れ、コツコツと地道に続けられた努力により昔のように美しい川が戻ってきました。
そして、やっと江戸時代のように屋形船が繁盛するまでになったのです。
長く平和が続き人々の心に余裕が生まれたからでしょう。
のんびりと川や河口を行く屋形船ですが、その船の上からはどのような景色を眺めることができるでしょうか。

築地市場-今の姿を見れるのは今だけ

晴海乗船場から乗船し、隅田川を上流に向かうとすぐに浜離宮などが見えてきます。
そしてしばらくすると、勝鬨橋あたりから築地市場が見えてきます。
築地市場は、日本最大の卸売市場です。
世界中を見回してもこれほどの規模の卸売市場は見られないのではないでしょうか。
世界中から観光客がとずれる築地市場ですが、豊洲に移転する予定があるためいつまで今のままの姿を見ることができるのかわかりません。
現在の築地市場の姿を目に焼き付けるとしたら今しかありません。

東京スカイツリー-最先端のタワー

今もっとも人気のスポットといえば東京スカイツリーです。
2012年5月22日にオープンして以来いまだに人気の観光スポットです。
東京スカイツリーは隅田川沿に建っているため、隅田川河岸から大迫力のタワーを眺めることができます。
桜橋あたりに停泊してくれますから、思う存分タワーの迫力を堪能しましょう。
東京スカイツリーのベースカラーは藍と白ですが、その時々に合わせてイルミネーションのカラーを変えることができます。
イルミネーションのカラーは実に多彩で、いつ行っても飽きることはありません。
隅田川河岸から東京スカイツリーがある景色を楽しみましょう。
近くには東京タワーもありますから、新旧タワーを同時に楽しむこともできます。
春になれば隅田川沿いには爛漫と桜が咲き乱れますが、その桜を愛でる特等席にもなります。

お台場-レインボーブリッジ

デートスポットとして人気のレインボーブリッジも、海の上からなら間近に見ることが可能です。
橋の下から眺めるレインボーブリッジは、走り抜けるのとはかなり違う大迫力の姿を見せてくれます。
晴海ふ頭からお台場方面へと船を漕ぎだすと、フジテレビ社屋や台場公園、アクアシティなどが見えてきます。
さらに、東京ゲートブリッジを横目に見ながら舞浜へと向かうとそこには夢の国が広がり、さながら別世界に来たかのような感覚になることでしょう。
建物やイルミネーションは海の上からでも眺めることができます。
クリスマスシーズンともなるとイルミネーションの煌びやかさがさらに増し、色とりどりの光を目にすることもできます。

都市の裏側-ディープな体験

夢の国の煌びやかさとは対照的に、日本橋川や神田川を巡ると都市の裏側を覗き見ることができるのでディープな体験が好きな方におすすめです。
日本橋では首都高速の高架下を船で潜り抜けることができ、あの麒麟像も川から眺めることができます。
神田川を上ると都会の渓谷を堪能することができます。
東京にお住まいの方でも、御茶ノ水に渓谷があることをご存知ない方も多いでしょう。
いつも見慣れている街の裏側を川から眺めてみることができます。
このように川や海からは、いつもとは違い景色を眺めることができます。
屋形船でいつもとちょっと違う経験をしてみませんか。

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